まっきー家のガクアジサイ系のアジサイ紹介
ガクアジサイ系というのは
ガクアジサイHydrangea macrophylla f. normalisを原種とするもので、一般的に葉は厚く光沢があり、樹形は大型になるものが多いです。
1.ガクアジサイ

アジサイの原種です。
本当の原種は今ではどのようなものだったのか分かりませんが、今の日本では写真のようなガクアジサイをよく見かけます。
ここから様々なアジサイが誕生していきました。
2.アジサイ


多くの方がアジサイというとこちらのような花を思い浮かべると思います。
正しくはガクアジサイのテマリ咲きで、種としてはガクアジサイの品種の一つでしかありません。
突然変異でガク咲きのアジサイがテマリ咲きに枝変わりしたと思うと非常に興味深いですね。
他のアジサイと区別するためホンアジサイという名前で呼ばれることがあります。
花色は酸性土壌で青色、アルカリ土壌でピンク色に色付きます。

アジサイの斑入り品種
白斑の葉が美しいアジサイです。
花は普通のガクアジサイなので、元はガクアジサイの枝変わりなのかと思います。
装飾花は特に酸生度の影響を受けず白色です。
4.アジサイ レモンウェーブ

白斑と黄斑が株内で混ざるようにして出る面白いアジサイ
花は普通のガクアジサイのようですが、装飾花は酸性度の影響を受けているのか青っぽくなります。アルカリ土壌で植えたことがないので確証はないです。
枝変わりに綺麗な黄色斑のハニーウェーブという品種があります。
5.アジサイ レモンダディ

黄金葉のアジサイ
日当たりが強すぎると葉焼けするので注意が必要です。
花はテマリ咲きで、色は酸性度の影響を受けずピンク色です。
葉が穴だらけなのはアジサイハバチの食害を受けた影響です。
6.隅田の花火

装飾花は白から水色、樹勢が強く大型になります。花首が長いので装飾花が乱れやすいのが残念なところ…
花火のように装飾花が開くのでその名前がつきましたが、元々は横浜市内の民家に植えてあったところを発見されたもので隅田川とは一切関係ありません。
7.ダンスパーティー

大人気のアジサイ
花付きがよく育てやすいので初心者向きです。
思い切って強剪定しても花が咲きやすいので大きさも維持がしやすい品種です。
ダンスパーティーといえば桃色の印象が強いですが、土壌酸度の影響を受けるので、赤くしたい場合は石灰などを使って土壌をアルカリ性にする必要があります。我が家は基本アジサイは青色に調整するのですが、ダンスパーティーだけは赤色に調整しています。
枝変わりに装飾花が濃く色付くダンスパーティーハッピーという品種があります。
8.コンペイトウ

装飾花は白覆輪の八重咲き、柔らかい花色に癒されます。
土壌をアルカリ性にすると装飾花がピンク色に色付きます。写真はありませんがとてもかわいらしい印象の花になります。
樹勢が強く大型になりやすく、我が家では毎年剪定に苦労していますが、毎年よく花が咲いてくれるので扱いやすい品種です。
枝変わりにテマリ咲き品種のコンペイトウ・スマイルがあります。
9.大島緑花



緑の装飾花と青色の真花の色の対比が非常に美しい品種
写真は咲き始めから満開までになります。
自然にできたとは思えない花色ですが、伊豆大島で発見された自然交配種です。
緑色の装飾花というとアジサイのウイルス病のファイトプラズマが有名ですが、本種は病気ではありません。
樹勢は自然種のため非常に強く大型になりますが、自然種は強剪定をすると花が付きにくいので注意が必要です。
10.ラピスラズリ

テマリ咲きでスカイブルーの花が非常に美しい品種
樹勢は強いですが、枝がしなやかなため花の重さで株姿が乱れやすい印象です。
支柱などで支えてあげると上手く管理できます。
11.スターリットスカイ 絢


絞り模様の装飾花と黒軸が美しいアジサイ
基本的に一枚目のようなガク咲きですが2枚目のようなテマリ咲きになることもあります。
また、葉の鋸歯が大きいので花のない時期にも見分けやすい品種です。
普通の緑軸の品種がスターリットスカイ
テマリ咲き品種にスターリットジュエルがあります。
12.ラグーン


1枚目が咲き始め、2枚目は満開の様子
花付きも良く扱いやすい品種です。
満開はもちろんのこと、ラグーンの魅力は咲き始めの美しさにあると思います。
咲き終わりも綺麗で写真を撮ったはずなんですが見当たらないので来年ですかね…
ラグーンという名前なので、もっと青色になるはずなのですが、酸度調整をしてもなかなか青色になってくれません。
13.ブルースカイ?

品種名に確証がなく、おそらくブルースカイだと思うので?マークを付けてます。
装飾花はガク咲きで酸度調整をすると濃い青色に色付きます。
以上、ガクアジサイ系13種でした…と言いたいところですが、
本日ガクアジサイ系が3品種届いたので合計16品種になりました。
時間のある時に追加します。
2023年赤アジサイ 横浜イングリッシュガーデン

レッドビューティー
今まで見た中で1番赤いアジサイ
縦に立ち上がるように生育してたのが印象的
今後が楽しみです

レッドエース
赤と白の覆輪のコントラストが素晴らしい

ダンスパーティー ハッピー
大人気ダンスパーティーの枝代わり品種
ダンスパーティーよりも濃い色合いが特徴です

新朝日
濃い赤紫の装飾花と白の真花のコントラストがよく目を惹きます

火の鳥の名にふさわしい色合いです

プリンセス ダイアナ
装飾花は細い八重咲き
特徴的な花型が目を惹きます

マジカルコーラル
マジカルシリーズの一つ
咲き始めから終わりまでの花色の移り変わりが楽しめます

マジカル ルビーレッド
こちらもマジカルシリーズ
安定した赤色が美しい品種です

グリーンシャドウ
深みのある赤紫色が非常に綺麗です

ディープパープルとディープレッド
名前は2通りありますが同じ品種
色で名前が変わるので購入する時は注意です

ルージュマジック
赤い覆輪が特徴
おとなしめの花姿です

ジャパーニュミカコ
上のルージュマジックよりも装飾花が多く華やかな印象になります

こちらも赤覆輪ですが、装飾花が丸いので可愛らしい印象です
小菊

またまた赤覆輪
八重咲きなので豪華な印象
同じ赤覆輪でも花数や花型で印象が変わるのが面白い

ミセス クミコ
アジサイ人気の火付け役
大きな装飾花とギザギザとしたなでしこ弁を持った品種で当時としては画期的な品種だった。

YURIKA
花色、花型ともに特徴的で人目を惹きます
2023年青アジサイ 横浜イングリッシュガーデン
今年もアジサイが最盛期の横浜イングリッシュガーデンに行ってきました。
気になった青アジサイをひたすら紹介していきます。

水凪鳥
一番のお気に入りアジサイ、覆輪がくっきりと出てくれます。
毎年写真を撮りに行っています。

泉鳥
こちらもお気に入り
澄んだような水色が本当にきれいです。

ウズアジサイ ポップコーン
古くから親しまれているウズアジサイの園芸品種
手まり咲きの装飾花がきれいにまとまります。

爛漫
朝ドラのような名前ですが、別に関係はありません

エルザ
こちらも綺麗な水色です。

筑紫の風
2色咲きになっていたので思わず写真に・・・
通常はどちらかの色です
土壌の状態で稀にこのような咲き方になります。

スパイク
ウェーブがかった装飾花がかわいらしいです。

ポムポム
まっすぐでまん丸の装飾花が印象的です。

ポージィブーケ エリー
テマリ&しっかりとした八重咲きでボリューム感があります。

水凪鳥と同じく覆輪がくっきりと出ますが、より濃い花色でよく目立ちます。

フラウ マリコ
フラウシリーズの一つ
フラウシリーズは装飾花に白い覆輪が入るのが特徴です。

ヒメアジサイ
澄んだ水色がきれいです

ひな祭り ルナ
八重咲きの装飾花が密に集まります
テマリ咲きなこともあって目立ちますね

初恋
落ち着きのある微妙な色合いの装飾花が美しい品種です。

初霜
美しい斑入り葉が特徴的
最近「スフレ」という名前で似たようなアジサイが出てますが、違いが分かりません。
もしかして同じ品種では・・・?

渥美絞り
「スターリットスカイ」という品種の交配親
他のアジサイと違い大きな鋸歯のある葉が特徴的

三河千鳥
装飾花がなく、すべてが両生花

シャムロック
八重咲きアジサイの原種
片親は次の「城ケ崎」です。

城ケ崎
八重咲きアジサイの交配親
この品種のおかげで今日の八重咲き品種があります。

レオン
テマリのフリル咲きで可憐な印象です。

セルリアンブルー マナスル
マナスルシリーズの一つ

こちらもマナスルシリーズ

大きなテマリ咲き&八重咲きで豪華な印象です。

額咲きアジサイですが豪華な印象に感じます。

八景ブルー

佳澄
まばらに付く八重咲きの装飾花がうるさくなく清楚な印象です。

鏡花水月
四文字熟語シリーズ
はっきりとした覆輪と八重咲きが目を引きます

雨のち晴れ
濃い紫色のテマリ咲き
こちらも目を引く品種です。
以上29品種でした・・・疲れた・・・
ガーデンソイル

今回で2回目の訪問
タイミング悪く写真でも分かるほどの土砂降り・・・
ゆっくり楽しむことはできませんでしたが、
素晴らしいナチュラルガーデンは前回同様変わらずのようでした。
↓ 前回のガーデンソイルのブログはこちら ↓
ガーデンソイル(長野県須坂市) - まっきーの植物紹介ブログ
(2021年7月18日)


前回は7月で今回は9月
宿根フロックスやモナルダなどの夏の花たちは終わてしまっていました。

そんな中たくさん咲いていたのは、
バーノニア ノベボラセンシス
背が高く濃い紫色の花が目を引きます。

ブドウ
ブドウのアーチがあり、
前回来たときは緑色の状態でしたが、
今回は熟した実を見ることができました。

チーゼルのシードヘッド(花がら)
(後ろの黄花はオミナエシ)
ナチュラルガーデンということで、
園内には数多くの植物のシードヘッドが残されています。
「シードヘッド」とは種を付けた花がらのことを言います。
最近は綺麗に花がらが残るものは、あえて花がら摘みはせず、
花の少ない冬の時期まで残して、
その独特な姿を楽しもうという手法が流行っています。

アリウム サマードラマーのシードヘッド
(写真ブレててすみません)

こちらは別のガーデンですが、ルドベキア タカオのシードヘッド
シードヘッドも難しいもので、都心だとなかなか綺麗に残ってくれなかったりと、まだまだ試行錯誤中です。
また、一般の方の理解もまだまだ得られていないもので、なぜ枯れて汚いものを残しているのかと言われてしまうこともあったり…
これからの課題ですね。
以上、ガーデンソイルの様子です。
晴れていればもっと楽しめたのですが…残念でした。

それでは
白馬コルチナイングリッシュガーデン
先日、長野県のお庭を見てきました。
見てきたお庭を少しずつご紹介していこうと思います。

白馬コルチナースキー場横、ホテルグリーンプラザ白馬の正面にあり、
山の地形と既存の樹木を活かしながら作られたイングリッシュガーデンです。
当日は生憎の雨模様でしたが、
園路は歩きやすいよう整備されていて歩きやすく、
植物も切戻しなどの手入れがしっかりと行き届いており、
見ていて気持ちのいいお庭でした。

ボーダーガーデンの様子です。
よく見ると雨粒が写ってますね・・・
黄色のヘリアンサス レモンクイーンが出迎えてくれました。

コニファーガーデン&ロックガーデン
バラやフィソステギア、ユーパトリウム組み合わせがきれいです。

リヴァーウォーク
道沿いに小川が流れています。
晴れた日に歩いたらとても気持ちよかっただろうなぁ~と思います。

キミキフガ(左)とシシウド(右)
キミキフガ(サラシナショウマ)は冷涼な気候ならではの植物です。
草姿が非常に美しく、
ぜひ庭に入れたい植物ですが、
都心では夏の暑さに耐えられず弱ってしまいます。

グンネラ(手前)はどこで見ても迫力がありますね。
地上で最も大きな葉を持つ植物として花博で紹介されたそうです。
こちらも耐暑性がなく都心では難しい植物。
水辺を好みます。
右奥で咲いている花はタラノキですね。

別方向からの写真
リフトが見えるガーデンというのも面白い・・・


シークレットガーデン
ガーデンの最上部にあります。
最上部にあるというのに、この手入れの行き届いた植物たち・・・
素晴らしいですね。
ガーデナーとしてはお手本にしなくてはと思います。

もう9月だというのにアジサイが終わったばかりという花姿

アナベルも花がきれいに残っていました。

こちらは最初見たときは「もう紅葉してる!?」と思ってしまった1枚
おそらくこの個体が狂ってるだけだと思いますが、
なんとも不思議な景色でした。
こんな感じで見て来たお庭の感想をあげていきますので、
皆さんが行くときのご参考になればと思います。
それでは
ヤマアジサイ 藍姫を種から育ててみた
2年間かけてヤマアジサイ 藍姫を種から育てた記録です。
2020年1月25日

ヤマアジサイ 藍姫の種
とても細かいです。
まるでノミ…
そのまま鹿沼土と赤玉、水苔をミックスしたものに播種しました。
2020年5月8日


種から芽が出ました。
よく見ないと分かりませんね。
2020年5月25日

芽が大きくなり、はっきりとわかる様になりました。
2020年6月24日


もしかして斑入り!?!?
とその時は大きくなるのを今か今かと楽しみにしてました。
2020年8月5日

残念ながら違ったんですよね。
落胆しました。
2021年3月9日

自然淘汰(ただの放置)により、強い個体の選抜完了!!
2021年4月12日

鉢上げ
花が咲くまでここから数年かかるだろうなと思ってました。
2021年9月5日

凄い成長です…
もう来年咲くのでは??という期待
2022年6月5日

2株のみですが開花してくれました!
種から開花まで2年、予想よりも早い印象です。
皆さんも機会があればチャレンジしてみてくださいね
次は交配をしてみたいところです。
まっきー家のアジサイたち②ヤマアジサイ編
ヤマアジサイ編です。
自分はヤマアジサイの佇まいやそれぞれの個性に惹かれて、現在では養生株含め20品種育てています。
藍姫(アイヒメ)



青花のヤマアジサイと言えばこれ
根強い人気で店頭でもよく見かけます。
青花の代表種ですが酸度調整が必要で、ピートモスなどで酸性に傾ければ青色に色付きますが、アルカリ性土壌だとピンク色になります。
また、個人的な感想ですが、装飾花に薄っすらと紫色が混ざる時があり、「虹系」と呼ばれる系統(装飾花に青色や紫色、ピンク色が混ざり合うような色合いになる系統)が入ってるのでは?と思っています。
藍姫錦(アイヒメニシキ)


藍姫の斑入り種
綺麗な葉の斑と濃い青色の装飾花が魅力です。
肥培管理をミスして今年は花が咲きませんでした
(開花時の写真は昨年のもの)
藍姫(実生育成品種)


藍姫から種を採取し、それを育成したものです。
そのうち2株が今年初めて開花しました。
花色や形など、親株とどのような違いが現れるか楽しみです。
紅(クレナイ)



赤花のヤマアジサイの定番品種
咲き始めは白ですが、段々と装飾花が真っ赤に染まります。
日陰だと上手く染まらないので、ある程度日の当たる場所で育てると綺麗に色付きます。
ベニガク



こちらも赤花の定番品種
こちらも咲き始めは白、先端から段々と装飾花が赤く色付き、最後は全体的にうっすらと赤く染まります。
また、装飾花の先端がギザギザしていることも特徴です。
土佐遊蝶(トサユウチョウ)
花弁が3弁だったり、4弁だったりと1つ1つ違った装飾花を楽しめます。
2枚目の真ん中の装飾花は蝶そっくりですね。


土佐の春霞(トサノハルガスミ)

写真のものは一重のみですが、一重と八重が混ざって咲くことがあります。
花に微かに斑が入るのも特徴のようです。
小田虹(オダニジ)


虹系のヤマアジサイ
藍姫よりも混ざり合った色合いがよく見られます。
黒姫(クロヒメ)

黒姫という名前の通り装飾花も暗い印象
また、茎も黒っぽい見た目をしています。
藍姫とは違うシックな印象のヤマアジサイです。
花吹雪(ハナフブキ)


テマリ咲きのヤマアジサイ
装飾花は微かな水色、真花ははっきりとした青色
涼しげな印象です。
花色、花姿ともに素晴らしい品種だと思います。
島の空(シマノソラ)
※トカラの空とも呼ばれます

名前の通り装飾花は美しい空色でわずかに鋸歯が見られます。
七段花(シチダンカ)

小さな八重の装飾花が可愛らしいです
シーボルトの日本植物誌にも記載されている固有種でしたが、長らく未確認の状態が続いていました。
しかし、1950年代に六甲山で再発見され、注目を集めた有名な品種です。
白鳥

養生株ですが花を咲かせました。
真っ白な八重咲きの装飾花が特徴的
コンパクトな樹形らしく、このまま鉢植えで育てる予定です。
甘茶(アマチャ)



ヤマアジサイの変種
古くから若葉を乾燥させたものがお茶として利用されています。
咲き進むにつれて薄っすらと赤く色付きます
天城甘茶?(アマギアマチャ)

静岡県天城山に自生することが由来
アマチャ同様、お茶として利用されていますが…
知り合いからアマギアマチャとして譲り受けたのですが、アマギアマチャの葉は細いため、この株は別の品種なんじゃ…と少々疑っています。
もしかしたら、アマギアマチャとヤマアジサイの交雑種かもしれません。
以上、我が家のヤマアジサイでした
たぶん来年には養生株も咲いてくれると思います。
楽しみです!