まっきー家のアジサイたち②ヤマアジサイ編

ヤマアジサイ編です。

自分はヤマアジサイの佇まいやそれぞれの個性に惹かれて、現在では養生株含め20品種育てています。

 

藍姫(アイヒメ)

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青花のヤマアジサイと言えばこれ

根強い人気で店頭でもよく見かけます。

青花の代表種ですが酸度調整が必要で、ピートモスなどで酸性に傾ければ青色に色付きますが、アルカリ性土壌だとピンク色になります。

また、個人的な感想ですが、装飾花に薄っすらと紫色が混ざる時があり、「虹系」と呼ばれる系統(装飾花に青色や紫色、ピンク色が混ざり合うような色合いになる系統)が入ってるのでは?と思っています。

 

藍姫錦(アイヒメニシキ)

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藍姫の斑入り種

綺麗な葉の斑と濃い青色の装飾花が魅力です。

肥培管理をミスして今年は花が咲きませんでした

(開花時の写真は昨年のもの)

 

藍姫(実生育成品種)

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藍姫から種を採取し、それを育成したものです。

そのうち2株が今年初めて開花しました。

花色や形など、親株とどのような違いが現れるか楽しみです。

 

紅(クレナイ)

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赤花のヤマアジサイの定番品種

咲き始めは白ですが、段々と装飾花が真っ赤に染まります。

日陰だと上手く染まらないので、ある程度日の当たる場所で育てると綺麗に色付きます。

 

ベニガク

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こちらも赤花の定番品種

こちらも咲き始めは白、先端から段々と装飾花が赤く色付き、最後は全体的にうっすらと赤く染まります。

また、装飾花の先端がギザギザしていることも特徴です。

 

土佐遊蝶(トサユウチョウ)

花弁が3弁だったり、4弁だったりと1つ1つ違った装飾花を楽しめます。

2枚目の真ん中の装飾花は蝶そっくりですね。

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土佐の春霞(トサノハルガスミ)

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写真のものは一重のみですが、一重と八重が混ざって咲くことがあります。

花に微かに斑が入るのも特徴のようです。

 

小田虹(オダニジ)

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虹系のヤマアジサイ

藍姫よりも混ざり合った色合いがよく見られます。

 

黒姫(クロヒメ)

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黒姫という名前の通り装飾花も暗い印象

また、茎も黒っぽい見た目をしています。

藍姫とは違うシックな印象のヤマアジサイです。

 

花吹雪(ハナフブキ)

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テマリ咲きのヤマアジサイ

装飾花は微かな水色、真花ははっきりとした青色

涼しげな印象です。

花色、花姿ともに素晴らしい品種だと思います。

 

島の空(シマノソラ)

※トカラの空とも呼ばれます

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トカラアジサイヤマアジサイを掛け合わせて生まれた品種

名前の通り装飾花は美しい空色でわずかに鋸歯が見られます。

 

七段花(シチダンカ)

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小さな八重の装飾花が可愛らしいです
シーボルトの日本植物誌にも記載されている固有種でしたが、長らく未確認の状態が続いていました。

しかし、1950年代に六甲山で再発見され、注目を集めた有名な品種です。

 

白鳥

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養生株ですが花を咲かせました。

真っ白な八重咲きの装飾花が特徴的

コンパクトな樹形らしく、このまま鉢植えで育てる予定です。

 

甘茶(アマチャ)

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ヤマアジサイの変種
古くから若葉を乾燥させたものがお茶として利用されています。

咲き進むにつれて薄っすらと赤く色付きます

 

天城甘茶?(アマギアマチャ)

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静岡県天城山に自生することが由来
アマチャ同様、お茶として利用されていますが…

知り合いからアマギアマチャとして譲り受けたのですが、アマギアマチャの葉は細いため、この株は別の品種なんじゃ…と少々疑っています。

もしかしたら、アマギアマチャとヤマアジサイの交雑種かもしれません。

 

以上、我が家のヤマアジサイでした

たぶん来年には養生株も咲いてくれると思います。

楽しみです!